ではまず、生徒、保護者が最も気になるこの質問です。ズバリ成績を伸ばすには何が必要でしょうか?
これは・・・うーん。難しい質問ですね。理想系にはなりますが、やはり問題を解く中で分析できる生徒は伸びると思います。
問題を間違えたとしてもどこまでわかっていて、何が自分に足りていなかったのかを考えられるかどうかではないでしょうか?
確かに理想ですね。ただ洞口先生が言うような事を実際に考えて解いている生徒はほぼいない気が・・・(汗)
勉強のセンスがある子は考えずにそれができていますし、学生の時点では中々難しい気がしますね・・・
センスですか・・やはりセンスによる違いは実際にありますか?
正直ありますね。ただセンスだけで全てが決まるわけではないです。
と言いますと?
センスがある子は自然と点数が上がるので、問題を解く量も増えますし楽しそうです。そこが大きいです。
僕も元々先生の言うことには反発してましたが、数学は楽しくて問題を解いていたので成績は伸びていきました。なので興味やモチベーションがあるかどうかが成績の伸び率に関わる気がします。
それは大きいですね。興味やモチベーションと重なるところもありますが、自ら目標を持って取り組める生徒は伸びると思います。
私も教師として生徒のモチベーションが保つようスモールステップを与える事を日々意識してます。ただ村田さんのように勉強が面白いと感じればいいのですがそうでない生徒が多いのも現実なんですよね・・・
センスどうこうの話をしましたが、勉強はセンスがなくても成績は上がります。センスで変わるのはあくまで伸び率です。
一度成績が上がるという成功体験があれば、それが面白みにもなってそこから伸びる生徒もたくさんいます。なのでまずどんな子も勉強せざるを得ない環境で成績を上げるのが大事なんじゃないかなと思いますね。
なるほど・・・センスがある子、楽しんでいる子は必然に勉強量が増える・・・ということですか。宇多先生はどうですか?
私は小学生向けの話になりますが、自分で勉強ができる子、前向きで家庭学習の習慣が身に付いている子かなと思います。あと保護者の協力があるかがとても大事になってきます。
家庭学習の習慣は大きいですよね。僕も高校生を持ってますが、見られていないと勉強できない生徒とか結構多いと思います。
そうなんです。以前休校期間に課題を出したのですが、日々の課題提出はしている子も長期課題になると全然出来ていなかったんです。
それで保護者に確認をとって、学校で一緒に取り組んだところ、すぐ課題を終わらせられたんです。子供が成長するにつれ子供自身で勉強できることは増えますが、見てあげることでできる生徒がいるのも実感しました。
学力がついていかなくてできない子もいますが、多くは1人ではやる気が出なくて出来ない子なんですよね。
教師としては成績だけでなく”学び”も大切にしたいです。自分に合った学び方を知って、主体的に学ぶ楽しさを感じて欲しいです。
大切ですよね。勉トレでも”『学ぶ』を学ぶ”と言う考え方を大切にしているので本当にその通りだと思います。